御朱印・吉野③如意輪寺

午後からは如意輪寺と竹林院に行きました
今回は如意輪寺編です
如意輪寺は、メインストリートから外れて、ちょっとしたピクニック的な道になります(ヒールや下手な靴で行くと辛いですね)

この道で良いのか少し心配になりますが、何人かは歩いていますし、看板が所々出ているので、そのまま進んで貰えれば着くと思います
結構下るなぁと思いましたが、この小橋からは登り道になります

神秘的な所でした

登って行くと、先程自分が居た辺りが見えてきます

下がって上がってと少し辛めの道かもしれませんが、良い道なのでいっそ登山やハイキングに目覚めるかもしれませんねw

ラストスパートです

立派な杉の木に癒されます

山門です

本堂です
ご本尊の如意輪観世音菩薩は春に御開帳されるそうです

延喜年間(901-923)創建され、南北朝時代に後醍醐天皇が吉野で政治を行う際、勅願所(天皇や上皇の命令で鎮護国家。玉体安穏等を祈願する社寺)となっていました
後醍醐天皇・楠木正行に所縁のあるお寺なので、腰かけ石やお手植えの木斛(モッコク:ツバキ科の常緑樹。庭木の王とされる。夏に小さな白い花をつける)があったりします

境内の参拝客は数人ずつとはいえ、途切れる感じではありませんでした
11/1~菊祭りという事で、菊を楽しめます

階段を2、3分登ると、後醍醐天皇陵があります

ここまで登る人は少ない様で、ひっそりとした、けれども厳かな雰囲気があります
私は人が少ない方が好きなので、ここも好きです(^^)

御朱印と宝物殿の拝観はこちらでお願いします

如意輪寺の御朱印帳は、奈良一の可愛さだと思います。

紺バージョンもありますが、そっちも枝垂れ桜の色合いがグッド(//▽//)
奈良はお寺が多いので、無事にこちらが終われば紺を入手しに行く勢いです。はい。
この時、実はこの界隈で入手できる的な限定御朱印帳が1冊だけ残ってるけどどうします?と一緒に出して貰いましたが、
やはり可愛い方で落ち着きましたw
書いて頂ける御朱印は3種から選べました
観音様を祀るお堂という意味の大悲閣がメジャーな様で、そちらをお願いしました

宝物殿を見ている間に御朱印を書いてくれました
個人的に書いている所を見たいので残念でしたが、宝物殿を見ていなくても少し奥に行くのでしっかり書いている所は見えませんね…
宝物殿は、後醍醐天皇・楠木正行に纏わる物が保管されていますが、個人的に寝おがみ観音がグッときました
サイトより引用
「ご本尊如意輪観世音菩薩をモデルに描いた日本最大の油絵像である。天井に描かれた、たたみ十畳の大きさで、下の台に寝て上を向いて、拝む」
寝ながら拝むというのが珍しく、また、絵も素敵でしばらくボーッと見入っていました
こちらは、是非一度見て頂きたいです
御堂の扉に残された楠木正行の辞世の句も有名ですね

こちらは多宝塔です

塔の前には樹齢250年の枝垂桜が植わっています
春にはきっと美しい花を咲かせるのでしょうね

個人的に、今まで神社仏閣はあまり触れない様に生きてきて、今頃こうやって回っているので、今回吉野を回った時に少し違和感がありました
天皇のイメージが神社だったからですね
世間に疎い私でも、天皇の紋と言えば菊というのは知っていますが、如意輪寺の御朱印帳に菊が描かれています
それで何故だろうと気になったわけです…
そこはやはり、後醍醐天皇陵があるからー…となるわけでしょうね
妙心寺、大覚寺、仁和寺、来迎院等、思って以上に多くのお寺で御朱印に菊がある様です
皇室関係や御陵がある場合、菊を入れている様ですね
吉水神社も、元吉水院という修験宗の僧坊でしたが、後醍醐天皇の南朝の皇居だった事から神仏分離で神社に改めたといいますし
逆に神仏分離で悩まされてしまった感じです
けれども、こうやって「何故?」と考えられる位に興味を持てて良かったと思いました(^^;)

また気になったのが、桜葬という、桜の木を墓標にして遺骨を直接土に埋め、石碑を立てない自然葬の案内があった事ですね
碑は欲しい気がしますが、一番土に還るという意味では、こちらが良いかもと思ってしまいましたw
子孫に墓地の管理や供養の負担をかけたくないと考える方が増えてきているので、意外と受け入れられやすいかもしれません

次回で吉野の旅は最後になります

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