熊野三山バスツアー体験記~その7・内宮と外宮~

前回に続き、熊野三山バスツアー編です
今回は7回目、内宮・外宮編です
今回参加したツアーは下記リンク先のクラブツーリズムの『南紀勝浦温泉・名物洞窟露天風呂「忘帰洞」 世界遺産・熊野三山と伊勢神宮両参り 2日間』 【新大阪・梅田・なんばパークス・天王寺 出発】です
クラブツーリズム テーマ旅行

熊野速玉大社を後にし、内宮・外宮に向かいます
晴れた日の海岸線を走る窓からの眺め、素敵ですね

こんな道を散歩したり、ランニングしたいです

さて、内宮に着きました
うぅ、相変わらず凄い人です

内宮をじっくり回るのも良いかなとは思ったのですが、
昔から家族旅行でよく訪れる場所でしたし、今回は和小物も見たいし、赤福でまったりもしたいし、何より三重県で欲しい御朱印帳をまだ入手していない事を考えると、
「うん、今回は参拝しなくて良いや」
と、江戸時代に多くの方々が目指したお伊勢参りを放棄しました←
三重県方面に行くバスツアーは、基本的に内宮が含まれている事が多いので、いつでも来れるというか…(^^;)
ここまで来て日本のトップ神社を参らないというのは、何とも罰当たりな気もしますが、
御朱印を集めだすと、「参拝の証として欲しい」と思ってしまうのも事実です
そして、好きな御朱印帳に書いて頂きたいと思っているので、今回はじっくりおかげ横丁・おはらい町散策に繰り出す事にします

まずは念願の赤福
いつも伊勢のお土産として、或いは近鉄沿線を利用した時に買ったりするものの、お店で食べた事が無かったので、今回初体験
(因みに毎月1日に購入できる「朔日(ついたち)餅」も年に一度しか食べられないしレア感もあるし普通に美味しいしお勧めです
赤福本店では入手が大変らしいですが、私の住む大阪では百貨店で予約をすると簡単に入手出来るそうで、前に知人が一年通しで買っていました)
前を通る度に行列に気後れしてましたが、今回は時間もたっぷりあるし、並ぶ気満々です
この日はほぼ待ち時間なく、注文する事が出来ました
冬季限定のぜんざいがまだやっていたのでそちらを注文します
席を確保して、10分程すると運ばれてきました

甘さも程良く、またお茶屋さんのお餅はどうしてこんなに美味しいのでしょうか…//
絶品です!!
こんなに美味しい物を、私は今まで食べずに伊勢参りをしていたのか…っ
これはもう次回から、伊勢参りと赤福はセットにしなければ!!!と固く誓った瞬間でした
大阪人は並ぶのは基本好きではありませんが、ホンマに美味しいと解ってるモンなら並びます
ちょっと大阪人らしく大阪弁で力説してみましたw

次は和小物探しをします
最近ウサギ中毒(「ウサギ可愛い、萌え!ウサ子を見たい、堪らん」という厄介なウサギへの愛です)がヤバくて、ウサギの和小物を目掛けてお店を見て回ります
こういう昔ながらさが残っている所や外国人観光客が多い所は和雑貨が多いので、目当ての物が見つからないかなぁと
特にハンカチやポーチ等これといったものは決まっていませんでしたが、「使える物」という観点で探しているとー…

「ふおおおおおおおおお!!!」
と、出会った瞬間、心の中で叫びました(^^;)
そういえば、カードケースの枚数が増えて来たし、だいぶボロボロになって来たので、カードケースが欲しかった!
そういえば、五本指ソックス派なのですが、陸王を見て足袋→足袋ソックスも気になってた!
(因みに陸王を見て走る事に憧れて、後日職場にランニングをする子が入ってきて、悩みを相談して心の壁が払拭されてランニングを始めました)
仕事中は流石にストッキングなので休みの日にしか足袋ソックスは楽しんでいませんが、通勤に使う定期はこちらに入れて電車通勤ストレスを緩和しています
私は幼く見られたくないから子供っぽい物や、また女よりも男に憧れていたので女性的な色が苦手でしたが、
自分の好きな様に生きようと思ってからは、こうした可愛い物もピンクも好きになりましたね~
…その内、自分の周りがウサギで埋め尽くされそうです
私ならやりかねない。。。

意外と早く目的が達成されたので、大好物の伊勢うどんを食べに、おかげ横丁のふくすけさんへ

東海道五十三次の箱根の甘酒茶屋さんで頂いた田吾作と記念撮影です
赤福でも撮れば良かったと、ぜんざいを食べ終わってから気が付いて悔しかったので、うどんは忘れずに一緒に撮りましたw

時間が少し余りましたが、今から参拝は少し厳しいです
内宮の鳥居をくぐり、宇治橋を渡った所辺りまで行く事にしました
五十鈴川にかかるあの表玄関の橋は、宇治橋と言います
101.8mの長さがあります
渡った所に桜が

今年の桜は早く、こちらは丁度良い感じでした

「桜を見に何処かへ行く」という事はあまりしないのですが、それは意図せずとも旅先でこうして桜や季節の花々を楽しめる事が多いからかもしれません

次は外宮へ向かいます
外宮先祭という言葉がある様に順番逆ですが、行程的に仕方ありません
というより、家族旅行の時は基本的に内宮ばかり行っていたので、あまり良くないと言われる片参りをしていますし(一▽一;)
また正宮(外宮なら豊受大神宮・内宮なら皇大神宮)だけお参りするのは大丈夫ですが、別宮だけをお参りするのも良くないと言われています
こうした参拝の順番も細かいし、服装もきちんとした方が良いですし、私利私欲のお願い事もしてはならないと言いますし(私はお願い事を特にしない派なので何も感じませんが)、きちんとしようとすればする程内宮は敷居が高くなりそうです…
…まぁでも神社は神様に日頃の感謝をお伝えする場所という事で、本当はどこの神社もこれ位の気持ちで臨むのが良いのかなぁとは思いますが…
最終的に、きちんと最低限の挨拶をすれば良いんじゃないかなと思ってます(^^;)
という事で、内宮は2年ぶりですが、外宮は10年ぶり位に来たハズです
外宮・豊受大神宮の正宮です

内宮の正宮と造りはほぼ同じですが、鰹木の数や千木の切り方が異なっています
こちらは古殿地

今では大きな木が植わっていて、見ているだけでパワーを貰える場所になっていますね
東海道の旅や屋久島で数百・千年単位の巨木を見てきたので、私は巨木好きになってきているのでは無いかと、こうして巨木の写真を好んで撮っていると痛感してきます

こちらは土宮(つちのみや)

大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)を祀る別宮です
古くからこの地の鎮守の神とされていて、外宮の創建後は宮域の地主の神として祀られています

こちらの階段を登って行くと

多賀宮(たかのみや)です

山の頂にあるので、古くから高宮(たかのみや)と呼ばれていました
豊受大神(とようけのおおみかみ)の荒御魂が祀られています
「はて、豊受大神って、さっきの正宮で祀られているんじゃないの?どうして同じ神社に同じ神様を祀る場所がもう一か所あるの?」と疑問に思います
どうやら伊勢では、神様の働きにより、荒御魂(あらみたま)と和御魂(にぎみたま)が分かれて祀られているそうです
漢字の通り、荒御魂はちょっと激しい感じ、和御魂は穏やかな感じー…という印象です
これは神道の、一霊四魂という考え方で、人の心は四つの魂から成り立っていて、それを纏める一つの霊(直霊:なおひ)という意味になります
荒御魂(勇)と和御魂(親)の他に、幸御霊(さちみたま:愛)、奇御霊(くしみたま:智)があります
宗教って本当に奥が深い…

こちらは階段を下りた右手にある風宮(かぜのみや)です

風の神様をお祀りする別宮で、鎌倉時代の元寇の際に神風を吹かせた神様として有名です

上記三か所の別宮と古殿地の間に亀石があるとの事で探していたのですがー…

この子か!!
探し物をする時には、足元も忘れずにと言われている気分になりました(^^;)

こちらの清盛楠も見事な楠です

参り終わったら、遷宮館ほとりの勾玉池を眺められる休憩所でゆっくりして、帰路に着きます

この日の何処かの行程で、真珠のお土産屋さんや地元産物のお土産屋さんにも寄りました
バスツアーならではのお土産購入タイムが確保されているのも、面倒だと感じるかもしれませんが、良い点かもしれません
バスに乗っている間は重くないですし!

今回の旅のお土産です

熊野サイダーは通販でも買えたりします(^^;)

他にも梅みかん味やシソ味がありますよ☆
じゃばらは花粉症に効く、和歌山の飛び地・北山村の名産品です
私は見かけたらじゃばらを好んで購入しています
炭酸は全然飲みませんが、こちらは飲みやすくて大好きです
この時期はヒノキ花粉が酷い時期に、風呂上がりに一杯飲んでさっぱりするのは贅沢です(^^)
他にも定番の那智黒、港で見かけた海藻等
最近の味噌汁には、こちらで購入したあおさを浮かべています
風味が格段に良くなるのでお勧めです
那智の滝をイメージして作られたお滝もちも美味しかったです

これにてバスツアー編はお終いとなります
これから熊野三山に行かれる方、バスツアーに参加しようか悩んでいる方、名産品やお土産や見るポイント等を少しでもお伝え出来ていれば嬉しいです
アクセスはあまり良くない地域ですが、また行きたいなぁ…と思う魅力ある土地です
是非、こちらの記事が訪問や興味のきっかけになればと思います
長い上、結構投稿に時間がかかってしまいましたが、お付き合い頂きありがとうございました


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です