4/21~22、東京・神奈川に旅行に出かけいるシリーズです
まだまだ1日目
高尾山の山頂を楽しみ、下山していきます
下山ルートは薬王院に行きたかったので、1号路を通ります
1号路はコンクリート舗装されているので、歩きやすいというか、
登山好きからすると歩いていて楽しみが減るというか…
その分スニーカーでも全然楽しめると思うので、本当にこれから登山を始めたいという人でも安心して登れます
11:30、高尾山不動堂です
因みに11時過ぎまで山頂で写真を撮りまくって遊んでいて、この後も写真を楽しみつつ下りて来たので、ゆっくりペースです
こちらの不動堂は、高尾山薬王院の諸堂の中でも一番奥まった急峻な尾根上に建立されています
1号から下山すると一番最初に見るお堂です
こじんまりしつつも、赤漆が木々の緑と相まって、美しかったです
薬王院では、こちらの六根清浄(ろっこんしょうじょう)石車を見かけました
六根とは、眼・耳・鼻・舌・身の五感と、それらを正しく判断する心を合わせた六感の事です
山内に18箇所あり、それぞれ6回ずつ回すと108になります
108は、人の煩悩と同じ数です
11:37、薬王院飯縄(いづな)権現堂
美しい装飾がされた、御本社です
御本社?
そう、鳥居があります
神社仏閣を巡る様になって、神社in寺院も見慣れてきましたが、
こんなに大きなお寺にもあるんだと驚きました
祭神である飯縄大権現の権現は、日本の神の神号の1つです
日本の神々を仏教の仏や菩薩か仮の姿で現れたものとする、本地垂迹(ほんじすいじゃく)説です
仏教も神道も混ぜこぜに信心の対象にしていた、神仏習合の時の名残が、今も残っています
また、こちらも高尾山ならではですね
右が大天狗(鼻高天狗)、左は小天狗(カラス天狗)です
薬王院の御朱印帳のデザインにもされていますね
私はこの後大天狗の御朱印帳を頂きますが、
大天狗のほうが格上と思われがちの所、カラス天狗のほうが天狗界では先輩だそうです
高尾山の天狗も昔はカラス天狗で、またこちらのご本尊の飯縄大権現のお顔はカラス天狗なのだとか
また、天狗は1本歯の高下駄を履いているイメージがあるかと思いますが、高尾山の天狗は裸足です
権現堂の横には諸堂があり、左が大小の天狗社、右が福徳稲荷です
こちらは彫られた大黒様
階段を下りて行くと、御本堂に着きます
本堂前の仁王門の中には小天狗と大天狗もいました
こちらにも六根清浄の石車と、開山された行基菩薩御像です
伝承では、天平16(744)年に行基によって開山された事になっています
実際、私も情報発信者という立場からいい加減な事は書けないので下調べもしますが、
高尾通信でも、
しかし本当に行基が、高尾山に登ったかどうかは疑問視する人も多い というのも歴史をひもとくと行基は76歳で来たことになるのだが、行基は幾内をほとんど出なか ったいわれている。おそらく高野聖が布教や勧進のために諸国に出向いたように、行基の信者集団の人達が、なんらかの足蹟を残しておられるのではないかと推測される。
と言われています
高尾通信 4-6.行基と高尾山
如何に昔の方々が健脚といえども、やはり個人的には、特に空海や行基は各地に行き過ぎだろと思ったりします
こちらは大師堂です
先程噂をしたからか、こちらの御祭神は弘法大師、飯縄大権現、不動明王、七福神です
御堂の周囲には、八十八体の大師像がぐるりとならんでおり、四国八十八か所のミニ霊場になっています
仁王門をくぐり、山門方面へ向かいつつ辺りを見ていきます
まずは、御朱印帳と御朱印を頂きます
大天狗か小天狗か…やはり最初は大きい方だなと、大天狗のデザインの御朱印帳にしました
大天狗の像と一緒に一枚
頂いた御朱印がこちら
「あれ、私も薬王院の御朱印頂いたけれど、ちょっと違う?」と思われる方もいらっしゃるかと思います
そうです、そうです、実は特別にー…
いえいえ、そんな権限ありませんw
左上の、御縁日のハンコですよね
実は、毎月21日が御縁日で、その日に御朱印を頂くと、こちらのハンコも押して下さるのです
因みに、土日祝に行くと、オマケに天狗さんも頂けます
何の下調べもしていなかったのに、たまたまこの2つのお得感を味わえる日に来る辺り、無駄に運が強いです(^^)
こちらのオクトパス(置くと合格)は、是非持ち上げてお祈りしてみて下さい
手水舎の山伏の像
盛んであった、高尾山の修験道から作られた様ですね
この手水舎~先程の仁王門の間は、こういった見所スポットや屋台、お土産屋等が並んでいるので、こちらでもだいぶ時間をかけました(^^;)
小天狗・大天狗像
おぉっと、ここにも…
まさかのソフトクリームにも
ぶどう酢入り、権現力ソフトだそうです
本当、要注意ですね
私は十穀力団子を購入しました
大麦、黒豆、もちきび、もちあわ等の十種類の具(十具→天狗)の団子です
程良い粒々が混じった、飽きの来ないお団子です
そういえば、山頂で甘酒は飲みましたが、お昼ご飯はまだでした
12:20と丁度良い時間に、おなかが悲鳴をあげる前に食べられて良かったです
こちらは願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)です
こちらもスポットらしく、人が並んでいますが、あまり待たずに順番が来ました
石楠花(しゃくなげ)園は、無料の石楠花を楽しめるエリアです
この様に足元が悪いので、気を付けて下さい
美しい石楠花でした
下から見上げた時は良い感じですが、
良い写真が撮れなかったので、是非足を運んでご覧下さい…
こちらでもシャガを見れました
また他にも、諸縁吉祥や、
水の神様の八大龍王が祀られた八大龍王堂も見所の1つですね
龍王堂前のこの小槌は、完全に記念写真用のエンターテインメント的存在だと思います
山門に移ります
四天王の像が素敵でした
こちらは多聞天(宝塔槍を持っていて、北の方角を守ります)
こちらは広目天(軸と筆を持っていて、西の方角を守ります)
こちらは持国天(独鈷を持っていて、東の方角を守ります)
こちらは増長天(剣を持っていて、南の方角を守ります)
またあ、こんなQRコードがー…
どうやら各スポットに設置されている様で、コードを読み取った箇所の説明が見れます
こちらがこの山門の分になります
こういう説明があると、面白いしより覚えられたりして良いですよね
それでは、楽しかった薬王院を後にします
12:45、じっくり滞在しました(^^;)
気持ち良い、巨杉並木を楽しみます
12:50、権現茶屋の記念撮影パネル
ここは男坂・女坂の分岐でもあります
下りだし、まだまだ体力に余裕があるので、男坂から行きます
因みに、男坂は階段が続きます
2分程で苦抜け門が左手に見えました
と、そこから下はなかなか良い階段です
下りた先が、こちらの浄心門です
因みに、ここから薬王院まで約8分だそうですが、健脚タイムだと思います
そこから少し歩くと、タコが…?
この杉が、タコ杉という名前らしいです
市指定文化財、高さ37m、幹回り約6m、樹齢約450年の大木です
参道開削工事の際に、この杉の盤根が邪魔なので伐採しようと思ったら、
一夜にして曲がった根がタコの足に似ているからだそうです
なるほど
13:02、サル園・野草園
ケーブルやリフトをご利用の方は、この辺りまでですね
因みにケーブルカー、最急勾配は31度18分、ケーブルカーの線路では日本一の急勾配です
日本一と言われれば乗りたくなりますが、
「乗るより歩いた方が面白いじゃん?」というのが私です
時間無い時や、レベルが高い山では使う時はありますが、高尾山では無いかな?と、そのまま1号路を歩きます
逆に登山経験が浅い方や、お年寄りや子連れの方も安心して登れる山です
3・4分歩けば、リフト乗り場に着きます
1号路のハイライトは、少し道を逸れた、
こちら、金毘羅神社の
金毘羅台からの景色ですね
山頂やケーブルカー辺りの中腹の景色と違って、建物がより近く感じるので、
私は街を身近に感じられるという点で、結構こっちの景色の方が好きです
小休憩をするにはもってこいの、程よい広場です
さて、1号路をまだ下ります
13:30
そこから13分程で、ケーブルカーとリフトの麓駅に着きます
行きは無かったのですが、ステージが出来ていて、そこで歌っている方がいました
もしかしたら、こういうイベントが多いのかもと臭わせる高尾山
安定のマンホールもパシャリとして、駅に向かいます
駅前には、地元の名物品や手作り品のマーケットが出来ていました
高尾山マルシェです
アルコールは飲めないのですが、こちらは気になりましたw
試飲だけさせて頂きましたw
高尾山の年間登山者数が世界一という事で、東京に敵対心を燃やす大阪人ですが、
本当に色々楽しめる良い山でした
都心から電車で1時間という立地条件もありますが、レベルも高く無いですし、薬王院というこれまた素晴らしい寺院もあります
富士山やエベレストは有名ですが、富士山は7~9月上旬の短期間のみがシーズンで、エベレストは入山料金だけで100万かかるわと、実際登れるかとなると、ある程度の経験も必要になってきます
大阪人として、やはり金剛山や六甲山に頑張って欲しい所もあります…
今まで百名山を登る為に旅行に出かける事は多かったのですが、低山を登る旅行に自分から行くのは恐らく初めてです
低山はやはり近畿圏ばかり行きますね
高尾山もこんなに有名じゃなかったら行かなかったと思うし…
隠れた低名山や、伝承のある場所も好きなので、いずれそういう所から調べて行ってみたいとも思います
次回は靖國神社に行きます
まだまだ続きますが、お付き合い頂ければ嬉しいです
また、最後になりましたが、
こちらのブログを始めて丁度一年になりました!!!
いつもご覧頂いていらっしゃる皆様、Twitterでコメントやいいねを頂きました方々、
本当にありがとうございました
1人でも、確かに書けはします
でも、1人で書き続けられる人は、本当、居ないと思います
私もいつも励まして頂いています
今後も拙い文章ではありますが、皆様に興味を持って頂けたり、行ってみたく・やってみたくなる様なブログに出来る様に頑張ります
今後とも、よろしくお願いいたします ICO