安倍川を越えて、丸子(まりこ)です
今回はもう丸子尽くしですw
本日は短めの距離ですが、やはり連日歩き通していると、足がもうしんどいですね
暑かった事もあり、コンビニでアイスコーヒーを飲んで小休憩します
名残松を少し行った所で、原付に乗ったおじさんに声をかけられました
「京都まで行くんか？」
はい、そうです
「今日は丸子か？」
はい
「若松さんに泊まるんか？」
はい
「おぉ。あそこは良いぞ」
的な会話でした
私ももう少し会話らしい単語を発していたと思いますw
日本橋より四十六里目の丸子の一里塚です
他の方のブログを見た所、この如何にも何か折れた所に一里塚碑があった様です
(反対車線の歩道を通りがかった地元の方に聞くと、「へぇこんな所に一里塚あったんだ」とw)
一里塚ファンとしては、早くにょきっと生えてきて頂きたいですね
後ろのフェンスの所に、一里塚の案内看板もあります
いよいよ本陣跡です…が、人が全く通らないw
まぁ今日あと少しだし…と通りがかりの方を待っていると、斜め前方のお宅からお兄さんが出て来て下さり、写真を撮って頂きました
丸子脇本陣跡は2か所あり、どちらも明治天皇小休憩跡の碑があるので、あれ？となりますw
丸子宿といえば、歌川広重の描いた丁子屋さん
このカットが個人的に大好きで、丁度通りがかった人に「こんな感じで！」と撮って貰いました(^^)
正面も雰囲気があって好きですね
ここでも食べてみたかったのですが、今回は珍しくお宿で晩御飯をお願いしているので、写真を撮るに留めます
今回の旅でやり残している事も幾つかあるので、ふと気が向いたり、私のやりたい旅が一段落した時に食べに行きたいです
東海道五十三次の旅は、本日はここまで
ここから1号線を越えて、少し行った若松さんで泊まります
旅館の前で、再びあの原付に乗ったおじさんと会いました
普通に道路を走っていた所わざわざ停まって貰ったので、凄い偶然です
その人も飛び飛びだが東海道を歩いているらしく、しばし旅談義をしましたw
「宿の人によろしく言うといて。正月に花渡してるおっちゃん言うたら分かる」との事
出迎えてくれた女将さんに伝えると、「あぁ、〇〇さんですね」と
後で、「昔、徳川家康が戦の時に立ち寄った際、小豆粥を出した所、『よし、お前は今日から〇〇と名乗れ』と頂いた由緒ある苗字で、この辺りで有名な人ですよ」と教えて下さいました
…後から知って、それならもっと色々聞いておけば(＞＜)となるパターンですねw
因みに全国的にも珍しい苗字なので伏せています
お部屋は、ずっとホテルに泊まっていたので、久々の和室ー…
広っ！(8畳＋その手前にも3畳程の畳の小部屋があり、お風呂トイレ付)
え…、わ、私、一人ですが…！
しかも庭付きw
あまりの優雅さに、思わず宮様まんぢゅうを取りだし、足をぶらんと窓から庭に垂らし、お茶を啜ってみました
……、あぁ、私、今、日本人だ。
さぁっと通り抜ける風に、虫や鳥の声
五感を活用しているわけでは無く、五感が勝手に色んな事を感じてくれます
ずっと張りつめていた緊張が解けるのが解ります
私は、旅行では割とあちこち出かけて刺激を求めるタイプですが、何だか、こう、ほぅ…っと落ち着ける場所って凄いなぁと思います
ほぅっとする時＝怠惰の時間だと思っているのですが、そんな感覚が無くて、純粋に癒しとは、こういう事なのかなぁと思っていました
そして流石静岡、お茶がまた美味しい！
ＪＲ東海沿線地域の厳選された逸品！
晩ご飯の時間になりました
最初にお刺身とお豆腐です
お豆腐は豆乳をニガリではなく葛で固めたものだそうです
次に山芋と春菊の天ぷら
山芋の天ぷらは、噛むと表面の少し揚げている所からとろろが柔らかく滲み出て、もちゅもちゅ楽しいです
煮物もほっこり、漬物トリオの左側は山クラゲ(クラゲみたいな食感で、レタスの仲間らしい)と珍しい物も味わえ、真打とろろの登場です
麦入りご飯に、にゅるるんとしたとろろをかけ、そのままズルズルとかきこむ
あぁ、そう、これが食べたかったんだぁぁぁ!!//
おかわりをした所で、桜エビのかき揚げとシュウマイも出て来ました
桜エビはかき揚げで食べて初めて察知しました
生よりかき揚げで食べた方が、ずっと美味しい…。
美味しくてパクパク食べて、流石におなかがいっぱいです(※さっき庭で宮様まんぢゅうも食べていた人)
あ、甘夏のゼリーが…
お部屋でいただきますw
高級なホテルだと身構えるし、
宿でお金かけるならご当地グルメをもう1品食べたいという考えなので、
お部屋でゆったりとか、くつろぐとか、そういう考えに行かないタイプでしたが、
初めてその感覚が分かった気もします
凄く、良いお宿で、夜もゆっくり眠れました
追分羊羹240
安倍川餅600
コンビニ229
とろろ汁・お宿若松さん(夕朝付き)11880
38728歩
2782kcal
23.58km