東海道五十三次・17日目~桑名・四日市・泊駅~①

9:10ホテル
9:50桑名
14:50四日市
16:25ホテル(泊駅周辺)

朝ご飯は和食・洋食・限定10食のお粥かが選べ、お粥にしました

久々にお粥食べました

出発です
案内本を開けた時に気が付きました
昨夕の候補に挙がっていたおうどん屋さんは、泉鏡花の歌行燈の舞台になったというお店でした

今までも予習せずに、行って気付いたとか後から気付いたとかがよくあるのですが、これは大打撃を受けた気分です…

日本文学を普段読みませんが、その中で興味持った人だったので、あぁもうさっさと読んでおけば気付いたんじゃと悔しかったし、あぁもう明日行く所位見ておけよというか…(本陣・一里塚跡はチェックしているんですが、時間も怖くてあまり他のスポットをチェックしないのです…)
昨日は早くにホテルに着いてゆっくりしていたので、余計にですね…

落ち込んだ気分のまま、七里の渡し跡にやってきます

数人、散歩の方がいる感じです
蟠龍櫓は月曜日は閉まっている様で、ますます落ち込みが…

取り敢えず、この旅の一番の目当てである本陣跡に行きます
大塚本陣跡、現在は料亭・船津屋です

案内看板によると、桑名宿で最大かつ最高の格式をもった本陣で、裏庭から直接乗船出来たそうです
渡しの区間の本陣ならではの、気遣いですね
料亭の壁沿いに歌行燈句碑があるので、それだけ撮っておきました(´・ω・)
歌行燈の開店時間的に1時間半位待てば食べられますが、流石にちょっと厳しいかなぁと諦めて、次回桑名を訪れる際は歌行燈目当てで行く事にします
ちゃんと作品を読んでから!

電子書籍版もある様ですね

泉鏡花は、恐らく一番美しいペンネームだと思いますが、作者自身は男性ですw
奇怪な、しかし美しく深い恋を、リズミカルな文章で繊細に写実的に描いているそうです
他にも夜叉ヶ池、高野聖等の作品を書いています
舞台にした地域があるので、その内聖地巡礼的な感じで行きたいです
…それまでに一回読んで、行ってからもう一回読まなば!
恒例の本陣跡での証拠写真は丁度工事の方達がいたので、お願いすると快く撮って頂けました
工事のお兄ちゃんおじちゃんは怖くないんだと認識を改めました

東海道を歩いて行くと、公園があります
こちらも東海道五十三次をモチーフにしており、入口の橋は日本橋、京側の橋は三条大橋という名前になっています

沼津・原の所には、富士山のオブジェもありました

進んでいくと、寺町とはこういう所かという、寺社密集地域を通り、矢田立場跡に着きます

員弁(いなべ)川を越す前に安永餅屋跡があるそうなのですが、碑や看板は見つけられませんでした

更に行くと、日本橋より九十七里目の縄生の一里塚跡があります

こちらもちょっと注意しないと歩き去ってしまいそうですね…
しかも、金光寺を越すと、目印らしい目印が無いです

一里塚跡から少し歩くとこんな標識があったので、ここまで来てしまうと通り過ぎたと認識して下さい

500m程進むと、近鉄伊勢朝日駅に着きます
親戚が近鉄沿線に住んでいるので、近鉄電車を見ると一気に地元感が出て来ますが、ゴールはまだまだです
駅前広場の東海ポケットパークの所に、樹齢300年の榎があります

300年も年を重ねた木は、威圧感というか、尊厳を感じさせるというか…
何か違うなぁという気がします

30分程歩くと、朝明川です
越えると四日市市に入ります
すぐの広場に、力石が置いてありました

約100kgらしいです
持てません。
こういった力石がここも含めて3か所ありました
時刻は正午です
この辺りはトイレも行きたいしおなかも空いてきたしと何処か定食屋さんに入りたかったのですが、なかなか良さそうなお店が見つかりません
もうしばらく歩く事にします

県史跡の富田一里塚跡です

そこから200m程行った所にある八幡神社境内にも、力石があります

こちらも約100kgです

常照寺の角にある力石です

こちらは約120kgと約19kgがあります
流石に19kgは持ち上げられました(^^;)
取り敢えず、段階を踏ませて欲しいですね
50kgとか80kgとか…w
まぁ昔は米俵がありましたしね…
しかも、成人した大人なら男女問わず誰でも持ち運べられたそうです…
現代人はエネルギーを持て余していると言いますが、
先日ボウリングに行って、4kgのボウルで腕が痛くなって3ゲーム目はボロボロだった身にしてみれば、
そんなエネルギーは最初から何処かに置いてきてしまった気がします
普段30kgの玄米を購入するのですが、キッチンまでずるずる引っ張って移動させていますしw

しかしいざこうして東海道を歩き切り、実際旅が終わって身体を休憩させると、「鈍ってくる」という感覚がありました
昔の人の様に1日40kmとかは歩けませんが、多くの人の様に歩く事を放棄せずに歩いてみると、意外と何とかなるもんじゃないかと思ってしまいます
重い物を持つ能力は退化していますが、この旅を機に、足腰は少しでも衰えないようにと意識する様にしています

私は週一でダンス教室に通っていたり、休日はたまに登山に行ったり、小1時間程ウォーキングしたり、姉からたまにスポーツジムの1日体験券を貰ったり、気候的に良ければ通勤を自転車にしたりと、年を重ねる毎に運動を意識する様にはしています
勿論、一日ゴロゴロするのも大好きですが、ずっとデスクワークなので週末は座るのが苦痛になってきます…
自分の身体の声を聴きつつ身体を動かし、また楽しめる運動を続けていくというのは、身体的にも人間的にも大事な事だと、生きていく上で身に染みてきましたw
ダンスの習い事は、
職場以外の人と付き合う機会も欲しいし、何かしら特技が欲しかったし、自分の意志で続ける事が困難そうなものはお金を出したら勿体なくて行くだろうという点で(1年程ヨガをやっていた時期もありました)、何かしら日々のスパイスになっています



次回は昼ご飯と四日市宿です