東海道五十三次・18日目~泊駅・石薬師・庄野・亀山~①

9:10ホテル
11:00石薬師
12:05庄野
15:05亀山
17:30ホテル



朝はバイキングでした

あげもち美味しいです

昨日の場所まで戻り、東海道を進みます

内部川を越えた所で、テントでシュラフで寝る時に使うアルミのマットを付けた大きなリュックを背負った大きな男性が歩いていました
だいたい一目で同士と分かります
歩行スピードもあまり変わらないので、信号で引っかかった時等に話していると、
GWが終わった頃に東京を出発してずっと歩いているそうです
朝早くから夜は遅くまで歩いている様で、当日宿を取る印象でした
マットは持っているけれど、特にテント等は使わずに来ている様です
私は夜に散歩するのが好きなのですが、土地勘が無い所で流石に行動はしにくいです…(一応そういえば女ですし)
以前、長野に旅行に行って晩ご飯を食べてホテルに戻る時に、街灯が無い道にあたって本当に怖かったです(地味に暗所恐怖症)

長い平地にすっかり慣れた身体にはキツイ杖衝坂です

伊吹山で賊と戦い傷付いた日本武尊が剣を杖代わりに登ったそうです

日本橋より百一里目の采女(うねめ)一里塚跡です

ガソリンスタンドの横にあります

国分町の交差点で鈴鹿市に入ります
そこから少し行った所で、ふと気配を感じてそちらを向くとー…
黒い生物…?
犬か…
いや!

首輪!
山羊を飼うという概念が新鮮ですが、ミルクも採れるし癒されるし良いですね

石薬師宿に入ります
信綱かるたが道の所々にありました

佐々木信綱はこの地出身の歌人で国学者です
1.8kmの間に、信綱かるたの短歌五十首が掲示されています

こちらは小沢本陣跡です

宿帳には、かの有名な赤穂の城主・浅野内匠頭(たくみのかみ)の名も残っています
人通りが少なく、5分程した所で先程の大きな男性が歩いてきたので写真を頼もうと思ったのですが、神社に曲がって行きました…
と、丁度そこへおばちゃんが来たのでお願いすると、「上手く撮れるか分らんけど…」と言いつつもちゃんと撮って頂けました(^^)
若い子(学生に見られます)がこうやって各地を歩いているのを喜んでくれました
すみません、佐々木信綱さんを今初めて知りました。
(でも、訪れて初めて興味がわくという事もあるので、旅は物事を知る良いきっかけだと思う事にしています)
こちらが彼の生家です

資料館があるので、興味のある方は覗いてみて下さい

神社仏閣はなるべく寄らない様にしていますが、宿の名前になっているとなれば、折角なので寄る事にします
石薬師寺です

お庭も良い雰囲気です


優しいお顔のお地蔵さん

お気に入りのカットです

石薬師の一里塚跡です

田園風景を横目に、案内本に沿って歩いていきます
庄野宿までは4.1kmなので近く感じました

こちらは旧小林家住宅です

1854年の建築で油問屋でした
建物の前の絵は歌川広重が描いた庄野の絵です
現在は宿資料館ですが、この日(5/16の火曜日:火曜定休らしいです)はお休みでした

本陣跡の碑は庄野集会所前にあります

人通りは…こちらも無いですね
ただ、数件隣が工事か何か作業をしていた様で、人が家を出入りする気配がしました
ちょっと伺ってみようかな…と覗きかけると、丁度家主のおじ様が出て来ました
写真をお願いすると、良いよ良いよとそのまま出て来てくれました
5分以内に人が見つかると嬉しくなりますね
仕事をする5分、娯楽をする5分、移動する5分…
同じ5分でも、時間に追われて待つだけとなると焦るししんどく感じます
休憩したり、この後の道を予習したり、周りを観察したり…確かにやってはいたのですが、当時は焦りの方が大きかったです
(ここは人が居る事は判っていたので焦りはマシでしたが、人気の無い所って本当に無いんだなと思います…)
経験的に間に合うと解っていますが、戸塚辺りでしんどくてあと少しでホテルなのに座り込んだ経験もあるので(^^;)
あの日は姉が馴染みのマッサージ店を予約してくれていたので、本当に助かりました
時間が経てば経つ程、立ったり歩いているとしんどさが増すのでなるべく避けたいのですよね…



次回はお昼を楽しんで、亀山に向かいます